塩見岳(3,052m)


塩見岳(3,052m)
2018年5月4~6日
春合宿C
メンバー:CLうめ、すぎ、たけ、ターコ(記録)

コースタイム
(1日目)5:26鳥倉林道ゲート→6:03鳥倉登山口→9:29塩川ルート分岐→10:06三伏峠小屋→14:31本谷山

(2日目)5:44本谷山→7:51権右衛門山→8:51塩見小屋→11:13塩見岳西峰→11:22東峰→12:42塩見小屋→15:24本谷山(3日目)5:16本谷山→6:43三伏峠小屋→10:03鳥倉林道ゲート

G.W真っ只中、春合宿(中級)塩見岳へ行ってきました。
松川I.Cを降り、「日本で1番美しい村」と言われる大鹿村方面へ車で1時間弱、
鳥倉駐車場に到着すると、数台の車が停まっていました。天気予報通り冷え込んで来たので、一枚余分に羽織ってテントで就寝しました。

翌朝は曇り空の中、男女別のトイレでお手洗いを済ませ、いよいよ出発です。まずは40分ほどアスファルトの林道を歩くと、鳥倉登山口に到着します。そこから三伏峠までは、1/10~10/10までの番号が振られています。5/10標識あたりから道が雪面になり、所々凍結しているので、アイゼンを装着しました。程なく三伏峠小屋に到着し、その隣にある、冬期避難小屋の中には、部屋が2部屋ありトイレもきれいなので、ここでやや長めの休憩を取ることにしました。小腹も膨れ、再び歩き始めると最初のピーク三伏山で展望が開け、ようやく塩見岳とのご対面です。ここからは雪が残っている樹林の稜線歩きが続きます。そして2つ目のピーク(本日の幕営地)本谷山に到着しました。山頂の少し下の所に、テントを設営していた跡が残っていたので、そこを更に整地してテントを設営しました。正面に美しくそびえる塩見岳をみんなで見ながら「でかいね~」と驚きました。

2日目の朝は少し遅れた出発となってしまいました。テントはそのまま、軽装備でアタックします。相変わらず樹林の稜線で、背の低い樹木は藪っぽくて歩きにくく、ザックを何度も引っ張られイライラしましたが、足元の雪面は締まって、踏み抜きはなく快適です。3つ目のピーク権右衛門山を通り過ぎてしまったので、少し引き返して山頂を踏みました。稜線に出て森林限界を超えると、赤い屋根から下が雪に埋まっている、塩見小屋が見えてきました。さらに登り、塩見岳の前の天狗岩を超え、西峰直下のガレ場の落石や、所々に付いている凍結した雪に注意して、遂に11:13西峰登頂。すぐ横に見えている、東峰にも足を延ばします。北アルプス、中央アルプス、雲海の果ての富士山。素晴らしい南アルプスの絶景にただただ感動です!
が、すでに予定より2時間の遅れが。。早々に下山開始です(^^;
予定では本谷山でテントを撤去し三伏小屋までくだり、そこでテント設営の計画でしたが、例外として、15:00までに本谷山に戻れなければ、2日目もそのまま本谷山で幕営することになっていて、まさにテン場到着が15:00を過ぎてしまったのでこの日も結局、1日目と同じ本谷ホテル(?)で一夜を明かすことになってしまいました。「まぁ明日早起きしましょう」ということで、その夜も早くから就寝です^^

3日目の朝はこの上なく快晴です。美しい塩見岳ともお別れ、その雄大さを目に焼き付けます。テントを撤去して、行きより随分軽くなったザックを背負ったらあとは下るだけです。途中「のぞき岩」という、覗くと奈落の底の様な崖の上で(行きは看板に気づかず)写真撮影をしました。そのあと1時間半ぐらいで着いた三伏小屋のまわりには、テントが何張りかありました。そこで少し休憩して、また下りが始まります。行きにも見た10/10~10/1の標識のある道ですが、北面のトラバースは所々凍った斜面で、滑れば雪のルンゼに落ちていく危険な下山道なので慎重に歩きます。
4/10の標識あたりでようやく一息つき、コバイケイソウの群生を通り過ぎて9:25登山口到着。また40分かけて鳥倉林道ゲートまでアスファルトの道をひたすら歩きます。

雄大な塩見岳に魅了された3日間でした。G.W中にもかかわらず登山客が少なくて、静かな山行を満喫できました。ともに登ってくれた仲間に感謝です。
南アルプスは植物の宝庫だということですので、また季節を変えて訪れたいと思います。

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