三原山(758m)
2019年5月25日(土)
天気 快晴
メンバー けん(CL・記)、ホーリー(SL)、おさちゃん(会計)、よこちゃん(食当)
コースタイム 大島温泉P10:30-周回コース分岐12:00-三原山山頂13:00-火口展望台13:30-大島神社14:00-周回コース分岐14:15-大島温泉P15:00
神津島天上山に続く離島企画の第2弾として伊豆大島の三原山に登ってきた。
三原山は近年にも噴火を起こしている活火山であり伊豆大島は火山地形のジオパークとしても名高い。
今回は登山だけでなく島の地質、動植物を学ぶアカデミック?な山行として企画した。
金曜の22:00に東京の竹芝桟橋に集合し。お台場の夜景を見ながらフェリーは港を離れる。
みんなでデッキに出てビールを片手に夜景観賞&前夜祭。都会の夜景に一同テンションは上がる。
ひと眠りすると朝には伊豆大島の岡田港に着岸。レンタカー屋の送迎車が来ており、
ドライバーのホーリーを乗せて店に連れて行ってくれる。手続きをすませ借りたオンボロの軽バン(1日3000円)
でホーリーが港に戻り残りのメンバーを乗せてキャンプ地であるトウシキ野営場へ向かう。
途中で断層の見れる場所に停車しホーリー先生による地質のお勉強。
縞々の断層はバームクーヘンのようであり噴火の度に降り積もった灰が層をなしている。
大島は玄武岩であるが神津島の安山岩の灰も積もっていて伊豆諸島の噴火の歴史を物語る証拠であった。
野営場につきテントを設営。すぐ近くに海が有る芝生の綺麗なテントサイトで三原山を望む好ロケーションであった。
準備を済ませ再度ボロ車に乗り登山口である大島温泉ホテルの駐車場に向かう。
駐車場に着くとツツジ祭りなるイベントが開催中であった。島の固有種である大島ツツジがちょうと見頃を迎えていた。
ホテルの周りのツツジ園でしばし鑑賞。本州のツツジと違って背丈も高く花も大きかった。
そこから溶岩に焼き払われた岩のゴロゴロしている荒野を延々と歩く。
本州には無い独特な地形で火山島独特の景観を楽しめた。小1時間で火口の周回コースに着いた。
三原山の山頂部分はカルデラの中の火口丘であり登山口の温泉は外輪山の上に位置しているのが良く分かった。
なので登山口から一旦火口原に下り、火口原を延々と歩き火口丘に登る形となる。
火口は今は窪地になっており所々噴煙を上げていた。30年前の噴火時は火口一杯にマグマが溜まり流れ出したそうである。
噴火の時は夜通し空が赤く染まりったそうである。古代の人が火山の火を御神火として崇拝の対象としてたのも分かる気がした。
災害は困るが、一度安全な形でマグマを見てみたい。
火口の周りを一周して再度火口原を歩き温泉の駐車場に下山。色々と地質学のお勉強になる登山であった。
伊豆諸島はそれぞれが火山島で独自の地形、植生をもっており大変興味深い。いずれ第3弾も企画したいと思っている。