西穂高独標(2,701m)


西穂高独標(2,701m)
雪上訓練
2015年12月5日(曇り)~12月6日(晴れ)

メンバー
CLゆうこりん、SLゆきむし、ASちえぞう、関ちゃん、タッキー、たけ、さいとも、ひさみん、ゴンちゃん

5日
6:30 名古屋発
11:00 新穂高温泉P着
12:45 西穂高口発
15:00 西穂山荘着

6日
7:40 西穂山荘発
10:10 独標着
11:30 西穂山荘着
14:15 西穂高口着
15:00 新穂高温泉P着

前日より降った雪の影響で新穂高へ向かう道路もあちらこちら雪に覆われ緊張感溢れる道中となりました。
新穂高ロープウェイに着くと駐車場も一面の雪!やはり雪は好奇心をかき立てテンションも高まる。荷物を分配しロープウェイに向かう。ロープウェイではちょいとゴタゴタでスタートが遅れるも「のんびり行こう!」の合図でまずは登山口へ。登山口でアイゼンを装着し、いざスタート!みな各々で装備を試したり確認しつつ林道を歩きだす。アイゼンに不慣れの影響で外れる人、引っかかる人もいる。スタートしてすぐにアイゼン歩行が思いの外キツイことを知った・・・。まずは下る山道。すでに雪にトレースがあるためルートはわかる。しかし、新雪たっぷり、所々で雪に深く足を取られてしまう光景もあり、雪上を歩くことが大変であることを実感する。
下りを終えると西穂山荘に向けて一気に登る。林間であるために風の影響も無く暑さを感じつつ前に進む。西穂山荘のテン場に到着。先客のパーティがテント設営場所で雪を踏み固めている。
我々も負けじとテント設営のためテントの大きさを確認しつつ、まずは新雪を踏み固める。雪はふっかふか!踏んでも踏んでもなかなか圧雪できない。テントの出入り口に溝を掘り風よけの壁を作るもお隣さんの壁が立派?なためにそれを少し活用させていただき?我々は少々手抜きな壁(笑)
「竹ペグ事件!?」勃発も隊長の割りばしにて九死に一生を得る、なんてね(^^)
昼食もしっかり食べずのためにかなりの空腹状態。テント内ではお待ちかねの食事タイム!ひさみん中心で用意してもらったキムチ鍋を頬張る!とにかく美味い!みなほろ酔いで楽しく一日の労をねぎらう。食事の準備ご苦労様でした。

翌朝、天候は快晴、白銀の世界を染める朝日に感動。夏場の朝日しか経験が無かった私には、新たな感動を得る。さあ、本格的な訓練の始まり!アイゼンにワカンを装着。何事も初めての経験が多く準備にもたつく。合宿に向けた課題が各々で見えてくる。装備完了さあ出発!雪が太陽に照らされ白さも際立つ。ワカン歩行の練習のため、わざと各々新雪に突入(^^)めちゃ楽しい!順調に丸山に到着。ワカンを外しアイゼン歩行に切り替える。稜線に出ると左側より風も時々強く、体を踏ん張らないと持って行かれそうになる。ここでふと感じたのは、もしも、ここで右側に倒れたら下手をすれば右側の谷へ滑り落ちることもあると感じた。かなり恐怖を覚える。晴天で行われた穏やかな訓練とは言え、一歩間違えれば大事故にもつながる可能性もあり、改めて緊張感を持って挑むべきだと気を引き締め直す。独標を目前にして雪に覆われた岩稜帯が夏山のイメージとは別物と感じさせられた。
「こんなに険しい所だったか?」と思えた。みな慎重に岩稜帯に取りつく。さほど時間もかからず独標への登頂に成功!みんなで記念撮影(^^)
その先に見えるピラミッドピークや西穂高山頂が目前に見える。素晴らしい!冬の西穂高山頂を未経験の人は、いつの日かこの先をチャレンジしたいなと各々に思ったことでしょう。休憩も終わり下山をするが早速の核心となる独標からの下りである。やはり登りよりもはるかに怖いと感じた。しかし、クライミングにてアイトレも行った初心者もいたのでアイゼンの先の爪を利用して上手に下り、早速トレーニング経験を実践できたので成果も感じた。下山は順調に進み一気にテン場まで下る。またもや、みな空腹状態なので西穂山荘にて名物味噌ラーメンを堪能する。体も温まり美味かった!

食後はすぐにテントの撤収を行い登山口まで下山する。
ただし、疲れもあるため気を抜くとアイゼンを引っかけてしまい躓く人もいてやはり気を抜いてはいけないと改めて反省。登山口に戻り記念撮影。無事帰路につきました。
2日間を通して天候にも恵まれ新雪たっぷりでアイゼンを付けた歩行訓練はそれなりにできたと思いました。コーチ陣の指導もありがとうございました。各自の課題や装備の見直しが見えた良き訓練となりました。
楽しい雪山の訓練山行ができて達成感も大きなものでした。

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