槍ヶ岳(3,180m)
夏合宿A
日程:2018年8月12日(日)~14日(火)
メンバー:あや(CL・訓練)、gigi(SL・気象)、ひろ(会計・記録)、こーちゃん(食当・配車)、まさ(記録・装備)
アプローチ 8月11日21:40名古屋→25:00沢渡駐車場
コースタイム:
1日目【8月12日】天候:曇
6:20上高地BT→10:15横尾→11:40一の俣→12:45槍沢ロッジ→13:45ババ平(テン場)
2日目【8月13日】天候:曇時々雨
4:40ババ平(テン場)→5:05大曲→6:30天狗原分岐→7:35坊主の岩小屋→8:10殺生ヒュッテ→8:50槍ヶ岳山荘→9:30槍ヶ岳→10:40槍ヶ岳山荘→11:30殺生ヒュッテ→12:10天狗原分岐→13:00大曲→13:30ババ平(テン場)
3日目【8月14日】天候:晴れ時々曇
7:05ババ平(ババ平)→7:30槍沢ロッジ→8:30一の俣→9:10横尾→13:40上高地BT
合宿Aは合宿の初参加が2名。歩荷・テント泊の経験も少ないメンバーが大半のため、テント場に荷物を置く、ベース型の無理のない2泊3日の行程にしました。初級者でも一度は登頂したい北アルプス槍ヶ岳への登頂を目指し、食料計画・装備詳細の相談、テントと2泊分の食料の歩荷に耐えられる体力、岩稜を事故なく進める技量、テントをスムーズに設営できる事など、一人ひとりが少しずつ、着実に身に付けて合宿当日に臨みました。
1日目
駐車場とより良いテン場の確保の為、前日夜に沢渡駐車場で仮眠。その際に少し寝酒を煽るも車中では皆、十分に寝付けなかった様子。朝から天候は曇。途中どこからも槍先が見えず。 登山口からテン場までの標高差も少なく比較的に平坦で楽な行程のはずなのに、全員18㎏以上のザックを担いでいることもあり、途中から疲れをどっと感じた往路1日目となった。 テント設営は、経験重ねられている廣田さんに教わりながら、ゆっくりと丁寧に張れた。夕飯は、けいちゃん野菜炒めと春雨サラダ。肉はドライアイスで保冷していたので全く問題なし。美味しく頂きました。この日は夕刻より、雨が降り始めた事もあり、19:00頃から早々に睡眠に入りました。
2日目
朝、幸いにも雨は止んでいた。梯子と山頂の渋滞を極力避ける為、まだ暗い4:40分夜明け前にババ平を出発。前夜の早めの就寝のお陰で1日目よりは皆の体調は良かった。途中、一時小雨であったりガスで槍先が見えないものの、山路の変化を楽しみつつ順調に歩を進める。ガレ場の登りが続く個所で疲れがピークになるところの前後ではCLの適切な休憩で、着いてみれば想像していたより、余裕を持って、槍ヶ岳山荘に到着。山荘から先は、見通しの利かない位のガス。山荘の中は食事処と補給水、Tシャツ等の売店等があり、多くの登山者でぎゅうぎゅう詰め状態。休憩もそこそこに我がパーティーはヘルメットを装着次第いざ山頂へ出発。
『これが槍か・・・』クサリや梯子の連続。氷食尖峰の岩先をわし掴み、岩場を存分に楽しむ余裕さえあった。日帰り装備のみでザックが軽い事もあり、皆、順調に難所の岩場や垂直の梯子をクリアし、無事に登頂! 山頂は運良く誰もいなく、その後に続々と登って来ましたが、パーティ毎に写真をゆっくりと順番に撮影する余裕はありました。残念ながら山頂からの大パノラマは拝めず。『また来るぞ~!!』と叫んではいないものの心に誓っているであろう皆の穏やかな顔が見てとれた。ほどなくして山頂で雨が降り始めたので下山路は、長い梯子などを踏み損ねない様に慎重に急ぎ下る。槍ヶ岳山荘での小休止中、雨足が強くなり急遽、カップ麺を食しながら雨を通り過ごす。この日、Trancs Japan Alps Race 2018の経由路となっており、選手数名が途中で追い抜いて行った。『軽やか~! 』皆、羨望の眼差しで選手を送ります。
我々は、小雨が止んでいる間は高度が下がる毎に歩くスピードが早まります。気圧の低いのが苦手なメンバーが多いせいか、登りに比べて、下りは早いペースで進みました。テン場に早く着き過ぎて昼寝タイムが取れたぐらいです。夕飯時は雨により、テント内で調理。『今回のメニューを試作してから臨んだ。』食担の伊藤さんの見事なメニュ-。お勤め先商品「中華街のカレー辛口ごはん」と「焼ビーフンとスパム炒め」に舌鼓。テントの中は暑かったですが、満足と疲れとで20:00頃に大人しく就寝。 夜中に目が醒めた時の天空、すごく近くて綺麗な星空が眺められた。
3日目
朝、雨は止んでいました。朝食は焼き餅入りぜんざい。山の食事には、高カロリーの甘い食事が合います。食後、テントを干す場所も無いので早々に畳んで帰る支度をしました。 下山路、平坦な道を飽きさせない様にか、はたまた最後のしごきか、先頭のCLの歩くスピードがどんどん上がる。これで少し痩せたような気がする。途中の徳澤ロッジの(定番)ソフトクリームで糖分を補充。しまった!右下に掲示してあった新メニュー「コーヒーソフト」を見落とした!←先行する他チームからのLINEで気付かされた。 計画通り、昼過ぎに無事に下山。上高地バスターミナルではバス待ちの列が400~500m。我々は、タクシー待ちの列へ。案内では『1時間30分待ち』と、つれなく言われたが30分位で乗れた。下山後はタクシー運転手に教えてもらった「せせらぎの湯」でさっぱりし帰路についた。
1日目
2日目
3日目