春のクライミング基礎訓練
日時:2026年5月17日(日) 8:00~16:00
場所:南山クライミングゲレンデ
参加者:36名 (講師5名、初級7名、中級19名、講師養成5名)
当日は講師5名を含む総勢36名が参加し、初級・中級(3グループ)・講師養成の5グループに分かれて、それぞれのレベルに合わせた訓練を行いました。
岩場には、初めてクライミングに挑戦する緊張感と、登り終えたあとの達成感、そして仲間同士で声を掛け合う温かな空気があり、充実した一日となりました。
- 初級グループ
初級では、ハーネス・カラビナ・スリングなどの装備確認からスタートしました。装備ごとの役割や使い方、種類の違い、初心者が道具を選ぶ際のポイントなどを確認し、その後ロープワークへ進みました。
エイトノット、半マスト、マスト、もやい結び、マッシャー、プルージックなどの基本的な結び方。
その後、トップロープによる登攀、懸垂下降、ロアダウンを体験しました。
初めて岩場でロープに触れる参加者も多く、最初は緊張した様子でしたが、登攀後には自然と笑顔がこぼれ、「楽しかった」という声が多く聞かれました。
参加者からは、
「初めてのクライミングでとても緊張しましたが、すごく楽しかったです」
「ロープワークや安全確保など、一つひとつの技術が命に直結すると感じました」
といった感想が寄せられました。
- 中級グループ
中級では、より実践的な内容を中心に訓練を実施しました。
内容は、支点構築、登攀・ビレイ・懸垂下降、リード/リードビレイ、自己脱出、登り返し、1/3引き上げシステムなど。
特に自己脱出や登り返しは、普段繰り返し練習する機会が限られる内容でもあり、参加者同士で確認しながら反復練習を行いました。
また、ギアの素材や形状の違い、その意味についても学ぶ機会となり、安全への理解を深める場にもなりました。
参加者からは、
「曖昧だった手順を再確認できた」
「忘れないように定期的に練習したい」
といった声が聞かれ、技術を“知る”だけでなく、“繰り返して身につける”大切さを実感する時間となりました。
- 講師養成グループ
今回の訓練では、新たな取り組みとして「講師養成グループ」を設けました。
目的は、今後クライミング初心者や未経験者へ、安全にわかりやすく伝えられる人材を育てていくことです。
装備の説明、ロープワークの教え方、初心者への声のかけ方など、技術習得だけではなく「どう伝えるか」に重点を置いて実施しました。
技術を理解していても、それを人に伝えることとはまた違った難しさがあります。
参加者からは、
「初心者に何を伝えるべきかをしっかり議論できた」
「教えることで、自分自身の理解も深まった」
といった感想があり、学びの多い時間となりました。
- 訓練を終えて
クライミングは、岩を登る技術だけでなく、- 装備を理解すること
- 安全を確認すること
- 仲間と連携すること
- 状況を判断すること
さまざまな要素が重なって成り立っています。
今回の訓練でも、初めて挑戦する方、技術の再確認をする方、人に伝える役割に挑戦する方、それぞれの立場で多くの学びがありました。
暑さや限られたスペースの中での実施となりましたが、参加者同士が声を掛け合い、支え合いながら、安全に一日を終えられたことが何よりの成果だったと感じています。
ご参加いただいた皆さま、講師・サポートいただいた皆さま、ありがとうございました。
今後も安全第一で、学びのある訓練を継続していきたいと思います。
