阿弥陀南稜


阿弥陀岳南稜(2,805m)~剣岳源次郎尾根代替山行~
2016年9月17日~18日
自主山行

メンバー:CLもっちゃん SLゆうこちゃん 食当ひーちゃん 記録ミキティ

コースタイム:
9/17(土)
舟山十字路5:50~8:20立場山8:25~9:00アオナギ9:05~9:30無名峰(じゃなかった)9:40~10:20P310:35~12:00阿弥陀山頂12:30~13:50行者小屋~14:25赤岳鉱泉(テント泊)

9/18(日)
赤岳鉱泉7:00~8:40美濃戸8:45~美濃戸口~(タクシーで移動)9:50舟山十字路

 

9月の連休、昨年からの計画、『女源次郎』を目指していたが、昨年の雪不足で雪渓が崩れ、天気予報まで雨模様ということで、天気のもつ土曜日だけで抜けられる阿弥陀南稜に予定変更…

夜名古屋を出発し、車中で仮眠を取り、5:50いざ出発!

「熊注意!」の看板を眺めながら林道を歩く。御小屋尾根の分岐もまっすぐ進むとおよそ30分で、目印の広河原橋に出る。

そこから5分ほどで右に南稜の看板が現れる。

右に曲がって河原を越えると、そこから本格的な登りの始まりである。

立場山まで、ふかふかのひたすら登り易い登山道が続くが、斜度があるため、ふくらはぎがパンパンに張ってくる…こまめに休憩を取らないと攣ってしまいそうだ…

どんどん高度を上げていくと、右側にワイヤーが張られるようになる。滑落防止で張ってくれているのかと思いきや、「きのこ山のため入山禁止」「入山者には10万円以上頂きます」等々の看板が… 見張り(?)のためと思われるテントまで…。

なるほど、色とりどりのキノコたちが登山道の周辺にも見受けられる。「これは食べられそう。」「これは明らかに毒々してる。」「きのこ図鑑を作ろうかな(byゆうこちゃん)。」等、キノコの種類の多さに驚きながら足を進める。

全く眺望のない立場山山頂を後にし、そこから30分ほどで着くはずの絶景スポット、アオナギを目指す。

ネットで見ていたアオナギは、予想より大きなスケールで

樹林帯を抜けていきなり現れた。どういう訳か右側がザレて切れ落ちている。ただ、道幅も広いので、特に恐怖感はない。左手には穂高の山々(槍も見られてテンション↑↑)、

右手には権現岳や西岳も見え、これまでの登りの疲れがリセットされる気分だった。

少し下って登り返すと無名峰到着。ザックを降ろし休憩しながらGPSを確認すると、もうひとつ離れたピークが無名峰と判明。ちょっとがっかり…

でも、その場所からは赤岳・富士山・以前もっちゃんとひさみさんが行った天狗尾根もよく見え、いい休憩スポットだった。

気を取り直し、ヘルメットをかぶり、いよいよP1~P4へ進む。

P1・P2は踏み跡通りに巻き道を進み、P3にやってきた。このP3をクライミングで直登するか、巻き道を行くかで道々

話しながら来たが、今回は天候も考えて早く抜けることと、テント泊装備で重荷であることを考えて、巻き道で行くことにした。

ところが、この巻き道もなかなか曲者で、さすがバリエーションルートと感じた。

P3の巻き道はガリーというルンゼ状の道を登るのだが、そのガリーの入り口が切れ落ちているので足を滑らせたらそのまま転がってしまうのである。

念のため、ロープで確保してもらいながら登り、上でロープをFIXしてチェストハーネス+プルージックで登る形を取った。

P4も巻き道を使い、12:00、無事阿弥陀岳山頂に到着した。

P3・P4・阿弥陀岳と、近い場所にあるのに、それぞれ岩の質感が全く違うのが印象的だった。

阿弥陀岳で記念写真を撮り休憩していると、ものの5分でガスが上がってきて真っ白になってしまった。

翌日の下山も、小雨程度で済み、メンバーの日頃の行いがいいからか、なにかとついている山行だった。

踏み跡もしっかりしていて、日帰りで行く人も多いコースなので、バリエーションにステップアップするのにお勧めのルートだと感じた。

次は日帰りでクライミングの直登コースでチャレンジしたい。    (記・ミキティ)

コメントを残す

CAPTCHA