唐松岳(2,696m)


唐松岳(2,696m)
2017年3月18~19日
自主山行
メンバー:CLひらちゃん(記)、SLひーちゃん

3/18
8:00八方尾根ゴンドラ乗場→8:30八方池山荘8:55→12:00丸山→13:15唐松岳頂上山荘→13:45唐松岳山頂→14:05唐松頂上山荘

3/19
7:30唐松頂上山荘→8:00丸山→9:30八方池山荘→10:30八方尾根ゴンドラ乗場

唐松岳~五龍岳の縦走で雪山を楽しもうと計画。
厳冬期はほとんど吹雪いているため気候の緩んだ今回挑戦することにしました。
天気予報は3連休の初日、2日目共に高気圧に覆われ好天が期待されました。

3/18は朝から快晴、無風で絶好の登山日和。
八方池山荘でアイゼンを装着し登山開始。
3連休の初日だけあってものすごい登山者(ほとんどが日帰り)とバックカントリーのスキーヤーとボーダー。
日帰りの登山者はテンポ良くどんどん登って行きますが、我々は2泊3日分の装備を担いでいるのでかなりゆっくりのペース。
五龍岳や帰らずのキレットがかっこよく見えます。
11時には、7:30発のリフトで上がった登山者が唐松岳山頂に見えました。
唐松岳頂上山荘に荷物をデポし山頂へ。
剱岳は雪に覆われ、八峰もくっきり見えました。
この季節の剱岳は人が近づけない厳しい姿が、神々しさを感じさせます。
幕営は唐松岳頂上山荘。
頂上山荘で幕営した登山者は、ソロテント×3、ソロツエルト×1、2テン×2、4テン×1でした。
食当ひーちゃんの手の込んだ前菜×2とキムチ鍋に大満足。
日が暮れると急に風が強くなり、吹雪き始めました。

3/19は夜中もずっと吹雪いていて、テントが風でばたばた変形し、時々目が覚めました。
朝4時に起床。
外はまだ吹雪いていて、一晩で20cmほど降雪がありました。
とりあえず朝食を取り、吹雪が収まるか少し待つことにしましたが雪が止んで風が少し弱まっただけ。
この先天気が回復しそうになかったので早々に下山することとしました。
風速15mがコンスタントに吹いて、視界30m~50mで時々10mまで視界が悪くなる天気。
何となくぼんやり見える稜線とトレースを辿りながら下山。
丸山から少しずつ視界は回復するものの、風の強さは相変わらず。
第3ケルンから下は視界はクリアなものの、時折20m強の強風で体勢を維持するのが大変でした。
八方池山荘まで下りると絶好のスキー日和で、天気良し、風も弱い。
下山中はたくさんの登山者とすれ違いましたが、ほとんどの登山者は途中であきらめたと思います。
下界の天気だといい感じの晴れですが、唐松岳はまだ冬の気候でした。

今回は悪天候で縦走は出来ませんでしたが、また天気が良い時期に気持ちよく縦走したいなと思います。

※トレース上は締まっており、ほとんど沈まず歩きやすい。一方でトレースを外れると膝下ラッセルとなる。
※3/18は遠見尾根に登山者やバックカントリーのスキーヤーやボーダーが見えず、五龍岳ピストンはラッセルで時間がかかる可能性大。

コメントを残す

CAPTCHA