3月定例山行
猿ヶ馬場山(1,875m)
飛騨山地
2017年3月26日
メンバー :CLはやっしー、SLなべさん、ASyouichi、ターコ、こん、きんちゃん、なお、ゆかりん(記)
コースタイム:せせらぎ公園駐車場6:20→宮谷林道出会8:30→1528アンテナ施設10:30→帰雲山11:20→昼休憩後下山開始12:00→宮谷林道出会13:00→せせらぎ公園駐車場14:00
前日の夜、名古屋駅を出発し、道の駅白川郷で仮眠をとる。風も寒さもなく快適な睡眠環境かと思いきや、観光案内ビデオの音声が一晩中流れており、なかなか寝付けず断眠。
一夜明けて、外は晴天。無風。睡眠不足で雪山の長丁場を乗り切れるか心配しつつスタートしたが、陽の光に照らされて輝く白銀の世界にたちまちテンションは上がる。高度を上げるにつれ雪も深くなり息も上がる。ワカンを装着し先頭を交代しながら雪を踏み固めるように登っていく。途中、出発地点で見かけたスキーヤーに追い抜かれる。下りだけでなく上りもスキーの方が早いのね。
昨日まで降っていたと思われる新雪に、登るスピードは上がらず帰雲山山頂で11:20をまわってしまった。積雪量は3Mほどだろうか。この先、猿ヶ馬場山まではさらに雪深くなることが想像でき、登頂するにはあと1時間30分はかかるだろうとの見方でここで引き返すこととした。せっかくの好天の下、最終目的地まで到達できないのは残念だが、これも想定の範囲内。CLの計画では12時には引き返すとタイムリミットを設けていた。
休憩をとった帰雲山山頂は日当たりもよく、空の青と雪の白のコントラストにみとれてしまう。加えてキラキラ光る樹氷。名残りを惜しみつつ下山開始。朝にはふかふかだった新雪が温かい日差しのおかげでザラメ状からシャーベット状へと変化しており、重たい雪をワカンと靴に乗せながらの下りは太腿にくる。不注意に足を置くとずるっと滑るので慎重に下った。それでも下りは早かった。2時間ほどで登山口に到着。朝の風景とは違って白川郷は観光客でいっぱい。合掌造りを横目に少しだけ観光気分を味わった。
日ごろの行いの良いCLと自称晴れ男のナイスミドルたちのおかげで天気に恵まれて、ほどよい疲れの山行を楽しむことができた。
登山道が無いため、積雪のある時期にしか登れないという猿ヶ馬場山。山頂には辿り着けなかったが、汗をかきながらワカンで歩く良い経験ができた。先を行くスキーヤーのトレースをたどったが、雪が深いと、谷も尾根もわかりにくい。地図読み能力と判断力を高めてまた挑戦したい山である。