西大台ヶ原サマーコレクション
2017年9月23日(土)~24日(日)
自主山行
CL:岩師匠 SL:ひーちゃん M:しょう・アキ・ゆきむし・ハチオ(記)
■コースタイム
○9/23(土)
11:00名古屋~16:00大台ヶ原ビジターセンター(入山レクチャー受講)
○9/24(日)
6:30大台ヶ原ビジターセンター~8:00サマーコレクション取付~8:15登攀開始(全9P)~18:15登攀終了~19:45大台ヶ原ビジターセンター
■登攀オーダー ①しょう×岩師匠 ②ハチオ×ひーちゃん ③ゆきむし×アキ
サマーコレクションは西大台利用調整地域にある為、立ち入るには環境保護を目的とした事前のレクチャーを受ける必要がある。
明日の朝一番で出発する為に16:00からの最終レクチャーを済ませて入山カードをもらう。。
24日、6:30ビジターセンターを出発。
遊歩道から外れてガレた歩きづらいルンゼを下ると右手にそれとわかるジェイドル状の岸壁が出てくる。
適当にその基部を辿って更に下るとルートの取り付きに出る。
1Pは3級程度なので全員フリーで登り、2P目からロープを結びクライミング開始。
見た目はそう難しそうには見えないが一番手で行ったしょう君は行きつ戻りつ、結果ノーテンションで抜けたが結構時間を費やしていた。
全9ピッチを3パーティーで抜けることを考えると、フリーに拘っていられなくなる予感がしてくる。
自分が取り付いてみるとその予感は当たった。
まるっきり行けない訳ではないが行けそうなラインを探っている間に時間がどんどんと過ぎて行く。
以降、とにかく早く抜けてしまうことを優先してA0を交えながら登って行く。
6P目は左岸壁に移る為の簡単なトラバースだが、終了点を探すのに手間取ってしまい結構時間をくってしまった。
7P目がこの壁の左カンテに移る為の有名なバンドトラバース。
ホールドはガバだが高度感抜群でピンの感覚が遠い。
トラバースなのでフォールすると厄介なことになりそう。
8P目~9Pはスッキリとしたカンテ登りで、身体を外側に持っていかなければ登れないように上手く設定されている。
この区間のグレードは5.9で実力的にもロケーション的にも気持ち良く登ることができた。
最終9Pでちょっとしたロープトラブルがあり、ここでも結構時間を費やしてしまった。
18:15全員トップアウトした時にはすでに陽も落ちてヘッドランプが必要な時刻になっていた。
帰路はGPSを頼りに鹿除けの防護柵の外側を回り込んでビジターセンターに向かい、19:45無事到着。
サマーコレクションは額面どおりの5.9~5.10c/dのフェイスを中心とした、メンバーにとってはやや難易度の高いルートであった。
時間の制約もある為部分的にA0を交えながらのクライミングとなり、完全フリーで抜けるには実力不足の感は否めなかった。
ネットにあった「澱むことなく着実に登るにはコンスタントに外岩の11を登れる力が必要」というのも頷ける。
ルート自体はスッキリとしたとてもいいルートであるので、「快適快適~」と言って登れるように力を付けたい。
努力あるのみ!