恵那山(前宮ルート)(2,191m)


恵那山(前宮ルート)(2,191m)
2018年12月29日~30日
自主山行

メンバー CL・記録 やんやん SL・装備 あゆ 食糧・会計 かずちゃん

アプローチ 名古屋5:00→6:00多治見であゆちゃん合流⇒7:00恵那神社

12月29日

S恵那神社07:2207:39前宮ルート登山口07:5408:19対東沢08:2209:56枯大桧10:0710:19中の小屋跡10:1911:18空峠11:1811:29物見の松11:2911:50行者越11:5012:05空八丁12:0613:12一乃宮社13:1213:34恵那山前宮ルートと神坂峠ルート分岐13:3413:55恵那山13:5514:01恵那山頂避難小屋

12月30日

泊恵那山頂避難小屋06:4506:52恵那山06:5407:12恵那山前宮ルートと神坂峠ルート分岐07:1207:21一乃宮社07:2107:55空八丁07:5508:03行者越08:1708:29物見の松08:3008:38空峠08:3809:02中の小屋跡09:1209:19枯大桧09:1910:19対東沢10:2210:37前宮ルート登山口10:4711:02恵那神社11:0211:05ゴール地点

<コース状況>

恵那神社からすぐのゲート脇から10分林道歩き、並行する川を左岸に渡渉、川幅3mくらい、木三本の橋?有り、滑ってドボンしたくないので、川幅狭いところに石を並べて渡った。植林の中の緩やかなつづら折りから平なスギ林、支沢左岸上部をトラバースしながらその沢とレベルがあったところで右岸に渡渉しそのまま対岸の尾根に上がる。沢左岸を行くルートもテープ表示と共にあり、上部で合流するようだが、合流点は見つけられず。渡渉前は岩が凍っていて慎重に渡った。落葉の下の岩は特に注意。尾根に向かい進行方向右側をトラバース気味にひたすら進み、運搬ケーブルの終点があり御坂峠やナギが見える五合目、更に同様にトラバース気味に進んだ後、右手に管理用と思われる下り道を分け、150mくらいの植林の中の急登、小屋跡から尾根上平坦地、1400m辺りから積雪あり、岩場、物見岩、空峠まで緩やかな登り、行者越の岩場、枯大桧を過ぎて空八丁の急登を過ぎると、緩やかな尾根上、山頂まで2.5kmの看板(2.0.1.5と続く)一ノ宮ほ祠まで短い急登を超えると、二宮、三ノ宮手前の短い急登を登るとたらっとした道で避難小屋。小屋前トイレ棟の横から展望台のある三角点。全体的にはあゆちゃんが行った2年前より整備が進んでいるとのこと。

*山頂避難小屋は土間6畳、上り板間8畳くらい。板間は窓閉められていて昼でも真っ暗、ランタン等必須

<感想>

今シーズン最強寒波の到来に、阿弥陀南陵はやめて、代替で歩荷訓練も兼ね長い前宮ルートで恵那山へ。ゲートビリリのビビりから始まり、いきなりドボンを避ける為の渡渉工作(川の中の岩は全部凍ってて、投げ置いた石も跳ねた水がかかると凍って大変)と出だしからイベント有りで楽しくスタート。植林歩き中は雪全く無く、果たして上で水作れるだけの雪があるのか心配に。1400mあたりから多少開けると着雪現れて、しばらく行くとしっかり積雪あり一安心。それにしても雪は少ない、先行者無くノートレース、かずちゃんは軽快に先頭を歩いてくれます。雪はさらさらで沈んでもくるぶし上くらい。空はどんよりで気温はかなり低い、風は時折強く吹くがそれほどでも。樹林が多いおかげですが、代償として展望が効きません。それでも樹氷や枯大桧が、この年の瀬に悪天候が予想される中来た我々を歓迎してくれているようでした。植林管理道の赤い紐に惑わされないように、ポイントごとにある看板を確認しながらちょくちょくある急登にめげながら登ります。かずちゃんはアイゼン、私はチェーンスパイク、あゆちゃんは装着無しの三者三様で。空峠にはテントやら一式がデポされていたのが気になりました。御坂峠からの道からのトレースが合流して山頂に向かうしぐさがありましたが、引き返したようで、引き続きノートレースで歩けることと、小屋は我々だけと期待してただけに、ちょい安心。物見の松付近は危険というほどでもない岩場以外は危険箇所無く、空八丁で体力使い果たしHP0で避難小屋に着いたときは、たとえ20kg超あるとはいえ、自身の体力、持久力の無さにガッカリ。小屋周りにトレース無く、果たして小屋独占か?とりあえず荷物をデポして三角点、展望台へ。たらっとしてどこが山頂やらはいいっこなし、それが恵那山、期待はしていません、ガッスガスで寒いので暗黙の了解、異口同音で展望台にも上がらす小屋に避難します。この気象条件だし、もう人来ないと思い、板間にテントを張りガス焚いて暖をとると、三週前の空木とは雲泥の差、暖かさにほっこりします。それも束の間、歓談してると土間からガサゴソ、戸を開けると男女ペアが来られました。スペースは独占してないので、挨拶交わして再びテント中へ。広河原から来たとのこと。夕食は食当担当のかずちゃんがなんと蟹を用意してくれ更にホタテにエビと、寒い季節ならではの食材で、まさかの海鮮鍋!今年の締めに最高の山ご飯をいただきました。食後もツマミ類でひとしきり話し込んだ後、カップルの方からイビキが聞こえて久しく、就寝の様子なので、我々もシュラフに潜り込んだのは19時前。外も風音無く穏やかに更けていくはずでした。静まりかえる小屋内にイビキが響きわたる。ま、よくあることなので、そのうちやむだろうと我慢してたら、止まず止まらず、色々なパターンで鳴り響く、イビキのオンパレード、古舘流ならイビキの百貨店(古!)、こうなるともう気になって寝られません、男性側が音源、一瞬止むもすぐ演奏開始、ジャイアンの唄の方がまし、耳栓代わりにティッシュ詰めて二時間近く我慢するも限界、テント外から注意。途端に止んだが、すぐリスタート、すると女性が男性を即座につついてる音が。気にして止めようとしてくれてるようです。それも延々1時間は続いたでしょうか。気の毒になって、それはそれで気になって眠れません、罪悪感も感じながら寝たのは22時ぐらい。時折トイレに起きた際も鳴ってましたが、もういいや。満天の星空も見れたし。明日もかなりの強風、低温の予報だった(電波届かず最新の情報は入手できず)ことが気がかりだが、暖かな小屋で眠りにつきました。翌日は割と天候も穏やか、皆の体調も問題なく、予定より早く身支度完了、下山もスムーズで下山予定の1時間前に駐車場へ。途中3人組とすれ違い、昨日1800m付近で幕営とのこと。空峠のデポ装備の謎が解けました。他にも復路ではソロテンも1張り見かけました。課題のラッセル訓練は出来ませんでしたが、天候も予想ほど荒れること無く、長いルートも青空の下、樹氷眺めながら程よく会話も楽しみながらなので、全く苦にはならず、今年の締めによい訓練、思い出に残る楽しい山行になりました。

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