鈴鹿 滝洞谷


鈴鹿 滝洞谷

日時:2019年4月20日(土)
メンバー:ニンニン(CL)、しょう(SL/記)、ひーちゃん
コースタイム:
7:00駐車場(お墓)出発⇒7:38~8:33洞窟ゴルジュ⇒10:12~11:04井戸底ゴルジュ(下部)⇒11:14~13:12井戸底ゴルジュ(上部)⇒13:40~14:20迷路ゴルジュ(下部)⇒14:20~15:01迷路ゴルジュ(1段目)⇒15:01~16:28迷路ゴルジュ(2段目、高巻き)⇒16:46出渓⇒17:21片付け完了、登山開始⇒19:14茶野⇒20:30駐車場(お墓)

鈴鹿にこんな場所があるとは思わず、異様な雰囲気を放つゴルジュばかりで、終始緊張した山行となった。
自分で作成するハーケンやカムでの支点は不安で、通常の岩場でのリードに比べて、落下した場合に支点が抜けるのではという思いが常にあり、技術以上に強い精神力が必要なルートだと感じた。

駐車場(お墓)⇒洞窟ゴルジュ

駐車場から林道を進み堰堤の左岸を巻いて入渓。

さっそく濁った水が張ってあった。

右岸を巻いて木で懸垂下降をしてゴルジュに降り立つ。
落石が多いので、先に降りた人は逃げておく事。

懸垂下降後すぐの場所にツルツルの岩場がでてきて、さっそく滝洞谷の洗礼をうける。
今更ではあるが、登攀系の岩場と高巻きはフェルトの靴では滑る。
この記録を書いている現在はラバーソールの沢靴に買い替えました。

アブミをセットしてどうにか抜けるが、こんなところで手こずっていたらダメだなーとちょっと気合を入れ直す。

洞窟ゴルジュ

クラック沿いにカム、ハーケンをセットしながら進んで行く。
残置ハーケンも多かったのでありがたく使わせてもらいながら進んだ。

洞窟ゴルジュ⇒井戸底ゴルジュ

CSはステミングで登る事ができず、アブミを設置して抜けた。
ひーちゃんはロープで確保して登り、ニンニンさんはステミングで登った。

CS⇒U字の落ち口の滝の間。

U字の落ち口の滝は去年に比べて土砂で埋まっていたらしく、そこまで苦労せずに登る事ができた。

U字の落ち口⇒井戸底ゴルジュの間。

井戸底ゴルジュ(下部)

ニンニンさんは去年、アブミを使用せずに登ったらしい。
僕はたくさん使用。フェルトの靴のせいという事にしておきます。
残置支点もなく、がっちり決まるハーケンも打てずに、ビクビクしながら登りました。

井戸底ゴルジュ(上部)

ほっとしたのも束の間、滝洞谷の核心がやってきました。
まず1ピン目の支点をとるのに、腐った水の中に入らないといけないのが辛かった。
アブミと下半身が腐った水に浸かり、ドブ臭かったです。
この時点で洗濯物リストにアブミが加わりました。
岩場でのリードであれば、これくらいのグレードだと、落ちながらでも上に進んで行けるのですが、自分で作成する支点というのは、やはり不安で、落ちたら支点がすべて抜けるのではという思いから、短い間隔で支点を作成しながら進んだ。
ただ下が、腐ったドブ臭い水とはいえ、落ちても死なないと分かっているだけで、井戸底ゴルジュ(下部)よりは精神的に楽だったかもしれない。
数箇所残置のハーケンも打ってあったので、抜けないか確認しながら使用させてもらった。

井戸底ゴルジュ⇒迷路ゴルジュ

井戸底ゴルジュが終わってすぐ下半身が浸かる場所があったがどうにかザックは濡れず、
洗濯物リスト入りは免れた。

少しバランシーな滝を超え、迷路ゴルジュへ向かう。

迷路ゴルジュ(下部)

ここにきて、ひーちゃんが初リード。
なかなか支点がきまる箇所がなく手こずっていたがどうにか突破。

迷路ゴルジュ(1段目)

ここも両サイドツルツルでステミングをすることができず、アブミを設置して抜けた。

迷路ゴルジュ(2段目、高巻き)

ここの釜を突破するという案もあったが水も汚く、寒いとのことで高巻きをすることになった。
ここでフェルトの沢靴の本領発揮。
滑る滑る、それは滑る。それに加えて落石も多く、今回の山行で一番精神力を使用した箇所かもしれない。やはり高巻きは怖いなと感じた箇所でした。
懸垂下降で釜を超えた沢に降り立つ。

迷路ゴルジュ⇒出渓

広葉樹と植林がはっきりと区切れている場所で出渓した。

出渓地点⇒茶野(938m)

茶野に向けて急登を進む。なんども言うがフェルトが滑る滑る。
日も落ち始めていて、猿も岩を落してくるし、ちょっと不気味な雰囲気だった。
ただ夜景が綺麗だった。

茶野⇒駐車場(お墓)

茶野から北向きへ尾根沿いを進み、770m地点から右へ急斜面を降りる(この間、踏み跡不明瞭)
770m地点、斜面側にもピンクテープがあるので見落とさないよう注意。
斜面にはすこしピンクテープがある。途中から右手の谷を通り下降した。

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