槍ヶ岳(3,180m) 北鎌尾根・氷河公園


槍ヶ岳(3,180m) 北鎌尾根・氷河公園
夏合宿C
2018年8月11日~13日

メンバー:
CL よっちゃん、SL・気象 のりさん、装備 ひでちょ、会計 たけちゃん、訓練・記録 やんやん

アプローチ 名古屋20:00→25:30あかんだな駐車場

1日目
上高地バスターミナル05:33→05:38無料トイレ→05:49小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)→06:29明神館→06:34徳本口(徳本峠分岐)→07:16徳澤園07:26→07:39新村橋(パノラマ分岐)→08:18横尾 (横尾山荘)08:33→09:04槍見河原→09:12一ノ俣→09:18二ノ俣→09:41槍沢ロッヂ10:12→10:32赤沢岩小屋(ババ平)→11:22槍沢大曲り11:28→12:38水俣乗越13:15→15:26北鎌沢出合

2日目
北鎌沢出合04:19→06:45北鎌のコル06:58→09:33北鎌独標09:59→13:07槍ヶ岳14:11→14:21槍ヶ岳山荘14:28→14:55殺生ヒュッテ

3日目
殺生ヒュッテ06:52→07:05播隆窟07:07→07:11坊主岩屋下07:14→07:46槍沢・天狗原分岐→08:19天狗池08:39→09:12槍沢・天狗原分岐09:15→09:37槍沢大曲り→10:09赤沢岩小屋(ババ平)→10:23槍沢ロッヂ10:34→10:57二ノ俣→11:02一ノ俣11:04→11:11槍見河原→11:48横尾 (横尾山荘)12:02→12:37新村橋(パノラマ分岐)→12:48徳澤園13:04→13:43徳本口(徳本峠分岐)→13:47明神館13:57→14:29小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)→14:41河童橋→14:48上高地バスターミナル

<コース状況>

上高地からは明神館、徳澤園、横尾まではお馴染みの広い歩道。横尾からしばらく槍沢左岸の樹林の中の広い道、一の俣、二の俣を立派な橋で渡り、相変わらず左岸だが、登山道らしくなる。沢が近くなり、程なく槍沢ロッジ。そのまま進めてババ平のサイト地。樹林が開けてくると大曲で水俣乗越へのガラガラの沢出合。岩ゴーロの沢を右に分け尾根上の急登。お花も咲いているが、それ程密集していない。草付きとなって水俣乗越。

東鎌尾根とクロスする形でまさに乗越して、天上沢の下降に入る。小石混じりのザレ場の急下降で、残置スリングなどお助けもあるが、とにかく落石、スリップに気を遣う。勾配が比較的緩くなっても、安定しないゴロタの涸沢で歩きにくい。河原が広くなって至るところ歩けるので、なるべく歩きやすいところを下る。左手から沢の音がして合流したところでやっと流れに出会え、水分補給。左手に北鎌沢の入り口を示すケルンがある辺りがサイト地。サイト地周辺は伏流していて水場はなかった。幕営地は周辺あちこちに点在。岩を避けた砂地。

北鎌沢は大きな岩もあるルンゼの登り。沢は基本伏流だが、2100m付近までに2回ほど露出していて水を補給できる。草付きの中の岩場となってくると二回大きな分岐が現れ、北鎌沢のコルに向かうには右へ右へと行くべきところ、2回目の分岐で左に向かった為、稜線上の本来より山頂側に出た。この間、落石は相当注意を要す。このコルは狭く、3~4人の休憩スペースしかない。コルからはしばらく樹林の中、独標が見えてくるとやっと足元のハイマツ程度になってやっと岩稜歩きらしくなる。

独標の登りにはお助けロープもあったりする。直登したがトラバースもあるらしい。独標のピークはルートから少し東に外れている。

この先激下り、ホールドはしっかりあるので、慎重さを欠かなければ難は無い。スラブの登りはなるべくザレて無い右寄りを行くが、落ちたらお終い感が高まるルート、この先の落石にも気をつけながら慎重に登る。先のチムニーにはお助けも有り。この先いくつかピークを越えたり、トラバースしたり。印は無く、踏み跡も沢山あるため、トラバースが怪しそうなら基本頂稜を行く方が安全と感じた。必要個所には支点もあった。ビバークポイントも各所に点在。北鎌平手前のコルを過ぎると槍ヶ岳は目の前。ちょっとしたロックガーデンの北鎌平を過ぎると、いよいよ北鎌尾根もハイライト、山頂に向かって左手に進み、一つ目のチムニー。中の右側、ガバを探して何とか登る。落差の広いチムニー状は右側に上がり込むが、ガバは無い、または遠かった。右側二つ目はハングした岩に突き当たるので、左右どちらかに逃げる。最後は直登して槍ヶ岳山頂。

山頂からはハシゴや鎖の設置された整備された岩場の下り。下り専用路、すれ違いを経て槍ヶ岳山荘前。山荘から殺生ヒュッテまでは小屋前から岩場ながら良く踏まれ整備された道をジグザグと下る。

氷河公園までは槍沢までの草付きを下り、天狗原分岐で右手に進む。コマクサの群生地を右手斜面に見ながら、トラバース気味に進み、矢印に従い右に折り返してジグザグ登り、下から見えた滝上が伏流してる岩場を通ってその先を乗越すと天狗池。

復路は天狗原分岐まで元来た道を戻り、大曲まで槍沢左岸の開けた緩勾配の道。この先は往路を辿る。

<感想>
上高地に降り立った時から人の多さは流石お盆といった混雑ぶり。穂高連峰は雲の中、しかし雨も降りそうにはなく、暑くなくて幸いな天気。しかし翌日の天気が思わしくなさそうで、暑さと負荷も考慮し、小槍登攀の装備は置いていくことにした。気を取り直して、ここから横尾までは何十回と通っている御馴染みのルート。横尾からは少し登山道らしくなり、槍沢ロッジにつく頃にはよっちゃんが遅れ気味に。寝不足の性の様だ。馬場平では迷惑かけまいと脱落宣言も出たが、そこはやはり皆で行く意思に同調、あきらめず頑張ることになりました。とはいえ大曲から水俣乗越までの急登、そして登った分をしっかり下る水俣乗越からの下りは、ガラガラで歩きにくく気持ち悪く、皆しっかり体力消耗、天上沢の幕営地についた時にはほっとしました。広々して、ひでちょが起こしてくれた焚火を囲み雰囲気も良くて楽しかった。二日目はいよいよ北鎌尾根。個人的には大学一年の夏合宿で槍ヶ岳に登頂以来、来たかったルート、迷いやすいところもあるので経験者のひでちょを先頭に行っていただきました。コルまではやはり一般ルートと違い足場が悪く、3時間もかかってしまった。幸いここのところの猛暑は影を潜め、晴れ間こそないものの、暑さに苦しむことなく歩を進めれた。それでも独標手前に蝉がいたり、北鎌平手前には猿の集団がいたりしたのは、避暑かな。独標手前西側のスラブの下のチムニーを登坂中、先行のガイド山行10人パーティが二度立て続けに落石し、「ラークッ!」くの声と共に身を岩に押し付け頭も必死で屈めた。これ程落石の恐怖に怯えたのは初めて。落石の音が響き下で鈍い音がした。のりさんのメンバーが背負うザックにヒットした。のちにテン場で装備を確認すると、コッヘルの蓋が凹んでた。恐ろしや~。この後、危険かつ全員アンザイレンされて遅いガイド山行チームを抜いた。バリエーションが初めての人もいたらしい。北鎌尾根はバリエーションらしく岩場の連続、踏み跡は彼方此方に有り、経験者がメンバーにいた為、比較的スムーズに進めた。ホールドはしっかりしていて、楽しかった。逆層の下りもあって、先のスラブも含め岩が濡れていると危険と感じた。山頂手前のチムニーは少し苦労したが、終始ザイルを出さず踏破出来たのも、達成感の一因。ガスガスで、西・東から槍ヶ岳に続く尾根が見れなかったのは残念だが、荘厳さはやはり槍ヶ岳にしか無い独特が成せる姿か。北鎌尾根には10人のガイド山行をはじめ、8パーティ、25人程度がこの日は入っていたと思う。祠背面からでたひでちょとよっちゃんは歓声を受けたのか定かでないが、私以降は祠より東に出て、狙った山頂でのリアクションとはならなかったのがちょっと残念。それでものりさんは意外や初槍ヶ岳!達成感ひとしおかと思います。それにしても山頂は予想通り混雑、下るのに20分かかったが早い方。槍ヶ岳山荘 肩のサイト地は予想通り既にいっぱい。殺生に下って幕営することとした。殺生ヒュッテのサイト地では就寝前、徐々に雷鳴が近づき、至近距離で雷鳴が響きビックリした。どうやら槍の穂先に落ちたらしい。自然の中では自分の小ささを感じさせられた。天狗原も何度も行くチャンスがありながら、一度も行けず今回初めて。生憎の空模様で池に映る逆さ槍は見れなかったが、心の目で見ながら、リベンジを誓いました。復路の上高地ではTJAR(トランスジャパンアルプスレース)のCPで先頭選手を見る事が出来、ちょっとラッキー。しかしこの天候、選手は大変だ。今回の夏合宿、アルペン踊りまで練習して小槍で踊るつもりでいましたが、叶わず、それでも念願のルート踏破や初登頂などそれぞれの達成感と共に、恵まれたメンバーとの訓練・山行を通して初夏から夏まで共に過ごせたことに感謝です。

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