実施概要
- 実施日
- 2019年12月7日(土)~8日(日)
- 場所
- 西穂山荘周辺、西穂丸山
- メンバー
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- Aパーティー:エスパー(CL)(記)、きゃぷてん、魔~ちゃん
- Bパーティー:コッシー(PL)、まいまい、ゆかりん、tosiji
- Cパーティー:山師匠(PL)、たけ(SL)、ともたん、じゅじゅ、アンちん
- コースタイム
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- 12月7日(土)
- 6:00名古屋発
8:00ひるがのSA出発
9:30新穂高温泉P着(装備の確認・共同装備振り分け)
10:30ロープウェイ乗車
11:30西穂高駅着・昼食
13:30西穂高山荘着
13:50テント設営
16:00行動終了終了- 12月8日(日)
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4:30起床・朝食、出発準備
7:00西穂山荘発
8:00西穂丸山
8:30西穂山荘着、雪上訓練開始
10:00テント撤収
11:00西穂山荘発
12:00ロープウェイ乗車
13:00新穂高温泉P着
やったこと
今回の訓練の目的は、雪山登山技術セミナーで学んだことを、実際の雪山で実習すること。
道具の使い方、雪山の歩き方、雪山テント泊、そして寒さを体感してもらうこと。
雪がなく訓練できないことを心配していたが、それなりに雪はあり、一通りの訓練は出来た。
実施内容
西穂高駅~西穂高山荘着
今年は去年同様、暖冬で降雪が少なかったものの、前々日からの寒波の影響で西穂にもまとまった降雪があったようで、西穂高口駅からそれなりの積雪があった。アイゼン歩行練習できるか不安だったが全然できるコンディション。
まずは西穂高口駅でオーバーグローブを付けた状態でアイゼンを取り付ける練習。
二人一組になって、アイゼンの装着に問題ないか確認してもらって、西穂高山荘へ移動開始。
テント設営
西穂高山荘につくと、テント場の空きがない。。。
山荘スタッフ曰く、「今日は訓練の人ばかりです」とのこと。みなさん考えることは一緒です。
山荘の方に相談し、ヘリポート周辺にテントを張ることに。
しかしヘリポート周辺は積雪がほとんどなく、竹ペグを使えないため、なんとか凍った石を掘り出し、テントを固定。
想定以上に時間がかかったため、夕暮れも近い時間となってしまった。参加者の疲労も蓄積しているため、本日の行動はこれで終了。
今日やるはずの訓練は明日に持ち越すこととなった。
テント生活については、テントに入る前に体や靴、ザックについている雪を素早く払って中に入ること、
水や共同食を作る際は、みんなで協力すること、炊事中など、たまに換気すること、
手袋など乾かしたいものはシュラフ内、水など凍らせたくないものはシュラフとシュラフの間にいれること、等、
実際にやってみて、その必要性を理解してもらったと思う。
西穂山荘発~西穂丸山
基本的なアイゼン歩行とピッケルの使い方をレクチャーしながら、西穂丸山に向かう。
途中、自分の笛の合図で耐風姿勢をとってもらい、体をゆすられても動かないことを確認してもらう。
西穂丸山に到着して記念撮影。雪山ならではの風景を堪能。独標に行く登山者が多いが我々はここまで。
西穂山荘着、雪上訓練
8の字歩行、滑落停止の練習。
基本的な滑落停止ができるようになってから、山師匠から、いろんな滑落態勢での滑落停止を伝授される。
なかなか難しく、みんな何とか山師匠のような態勢で止まろうと頑張った。
こういった訓練を繰り返すことが必要。
また、そもそも滑落しないようなアイゼン歩行と、ピッケルでの初期制動が重要だということも体で理解できたのではと思う。
途中、西穂山荘で休憩しながら、西穂独標やその先まで行くための計画について話した。
今回の経験を生かして、安全第一でぜひチャレンジしてもらいたいと思った。
感想
- 雪の少ない中やりたい訓練はできた。
- 今年初めての雪山を経験できてよかった。装備の微調整をしたい。
- 滑落停止が難しかった。もっと練習が必要。
- グローブや90L袋など、装備面が整っていなかった点を見直したい。
- 荷物の整理整頓やパッキングなど、事前に準備できていなかった点を見直したい。
- テント作法など勉強になった。特に出発直前にトイレに行くことでパーティ全員を待たせたことに反省。
- 基本を忘れないようにこれからもできるだけ参加するようにしたい。
- 夏とは違って体温調節、寒さ対策が必要だと実感できた。
- 体が寒さになれていなかったため辛かった。短い時間ながら充実した訓練ができた。
- 雪山登山はどんなレベルの人であっても毎年基本の確認と訓練の繰り返しが大事。良いスタートを切れてよかった。