吾妻連峰 前川大滝沢


吾妻連峰 前川大滝沢
2020年8月10日
自主山行

メンバー:CLひらちゃん、他1名
コースタイム:8:00滑川橋→9:00滑川大滝下部9:20→9:40滑川大滝上部→10:55ヒョングリ滝→13:15潜滝→15:30滑川温泉

前日は滑川温泉福島屋に宿泊。素晴らしい温泉とおいしい食事を堪能した。
今回はJRで移動したが、奥羽本線は本数が非常に少ないので時刻表を要確認。事前に福島屋に連絡すれば峠駅からの送迎サービスが利用できる。

滑川温泉福島屋から5分も下れば滑川橋。橋のすぐしたには立派な滝がかかっている。滑川橋のすぐ下から入溪。

滑川橋から少し行くと3段15m。1段目を直登しようとしたが、滑っていて厳しそう。1段目はセオリー通り左壁のバンドをトラバース。
2段目以降は右岸側を登る。左岸側に立派な枝沢の滝がかかっている。

ここからはナメや小滝が連続。

そしていよいよ滑川大滝の登場。スケールのでかさにびっくり。写真でみたよりも倍くらい大きく感じる。名瀑中の名瀑なのに、沢ヤしか近くで見れないのが残念。

後で気づいたが、滑川大滝の巻きは2つルートがあるようだ。1つは大滝から少し戻ったところから登山道まで巻き上がる(巻きに1時間くらいかかるらしい)。もう一つは、大滝すぐ横(右岸側)のルンゼを詰めて落ち口の1段上に出る(20分で巻ける)。我々は、滑川大滝のすぐ横のルンゼに踏み跡があったのでここを詰めた。3箇所くらいトラバースで落ちたら滝下まで行ってしまうところがあるので、慎重に行く。

滑川大滝の後は、小滝やナメが続く。

直滝5mは右岸のバンドをトラバース。

まだまだ小滝やナメが続く。

幅広8mは左岸側から巻いた。灌木をモンキークライム。お助け紐の残置があるが、身長がないと届かないかも知れない。かなりいやらしかったので、滝を直登できるなら直登した方がいい。

まだまだ小滝やナメが続く。

ヒョングリ滝は右岸の踏み跡から巻く。

まだまだ小滝やナメが続く。

この滝は左岸の踏み跡から巻いた。

この滝は左岸側を直登。

この小滝は釜を泳ぐかへつりで取り付いた。

Y字状8m左岸側を直登。

まだまだ小滝やナメが続く。

滑川鉱山の遺構と思われる吊り橋が出てきた。

吊り橋あたりから大きな岩が出てくる。崩れた斜面は硫黄の色で、沢からは硫黄の香りもする。

黒いナメ岩壁。

黒いナメ岩壁を過ぎたら潜滝まで見所がなく、でかい岩が多いので桶木沢で遡行を打ち切るか、桶木沢から登山道経由で潜滝を見に行くのもアリだと思う。

潜滝。潜滝から本流を戻ると、岩が大きくて時間がかかるので、左岸側の枯れた枝沢を下りるとよい。

下山の登山道は草刈りがされておらず、結構な笹藪だったりする。踏み跡はしっかりしているので、藪漕ぎに難儀することはない。

登山道から滑川大滝に下りる目印になっているトロッコの車輪は見当たらなかった。索道の鉄塔からは滑川大滝がよく見えた。

滑川温泉福島屋の前の吊り橋は渡れないので、道が付け替えてある。前川は福島屋と滑川橋の間で渡渉。

滑川大滝が最大の見所だが、最初から最後まで見所が続くので非常に素晴らしい沢だった。

フリクション:非常によい(ラバーソール推奨)
ヒル:見なかった
携帯電話:前川大滝沢や登山道は全て圏外。
※1 峠駅は圏内(4G LTE)(山形新幹線が走るため総務省の電波遮へい対策事業で整備された)
※2 滑川温泉福島屋は宿泊客がWIFIを利用できる。

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