【日程】
2022年6月5日(日)
【コースタイム】
6:09御在所裏道登山口→7:08藤内小屋→9:44富士見尾根取り付き→11:05朝陽台→12:20頂上集会→12:40朝陽台発→13:05国見峠→14:07藤内小屋→15:01御在所裏道登山口→15:25湯の山パーキングセンター(ゴミ回収場所)
【メンバー】
CL gigi、SL ひー、コッシー、あゆ、ひぐひぐ、ホリー、あか、うめ(記)
前日のツェルト泊訓練を終え、朝5時半に元越谷を後にした私とひぐひぐは、6時前に裏道登山口に到着しました。予想通りの人気で、駐車場は満車、路肩に停めようと車を寄せると、ホリー車も同じタイミングで到着し、準備にかかっていました。こちらも準備をしながら、久しぶりに通じた携帯を確認していると、昨日、最近のレコによるとヴィアフェラータのワイヤーが撤去されているとの情報提供がコッシーから入っていました。
今回のルート、ヴィアウェラータは、イタリア語で「鉄の道」。ワイヤーロープやはしご、木製の歩道や吊り橋のように固定された人工的な設備などを設置し、経験の少ない登山者でも、ハーネスとカラビナで身の安全を確保しながら岩場や崖の上のコースを通行し、頂上まで達することができるようにしたルートですが、、、ハーネスではなく、簡易ハーネス持参の私とひぐひぐは、不安な気持ちで御在所裏道を出発しました。
この日は、3年ぶりに開催される、県連加盟のさまざまな山岳会が御在所岳清掃山行のために集う特別な日。各パーティーがさまざまなルートから登った後、朝陽台で集会を行い、ゴミを拾いながら下山します。そのため、藤内小屋に着くと、すでに多くの人で溢れ返っていました。小屋の手伝いに来ていた隊長からコーヒーを出してもらいゆっくりしているとコッシーとあゆが合流。メンバーが揃ったため、急いで準備して出発しました。CL・gigiは山頂で県連任務があるため、遅刻は許されません(笑)沢沿いを歩くこと10分ほどでヴィアフェラータへの分岐「兎の耳」を右手に、左手樹林帯に入りさらに10分ほど急登を上がるとホッチキスのある取り付きに到着。
gigiのヴィアフェラータ解説を聞いて、皆のスイッチが入りました。徐々に増えるホチキスの手掛かりをよじ登り、ワイヤーが撤去された箇所には、gigiやひーがシュリンゲを掛け、それを頼りに登ります。更に進み、2つの岩峰の間に挟まれた中を潜り、トラバース気味に下った後登り、今度は10mほどの懸垂下降。実は、岩峰手前で右に進めば難なく下降点に出られる形でしたが、新人のあかも含め岩を楽しむ一同。藤内小屋から一緒だった後続パーティーも笑顔でそれに続きます。徐々に高度を上げていくと、谷風が雲を運び、天候が心配されました。その後、切れた残置ロープを見て、傾斜のあるザレ場とブッシュのルートに迷い込んでしまいましたが、何とか9時20分に中道七合目手前の合流点に到着しました。しばし休憩を取り、予定より早いペースで雨の心配もない様子から、富士見尾根から富士見岩を目指しました。ここからは、ホリーの言葉数が増え、難度が一段上がった印象で若干の緊張感を感じながらロープで確保し、慎重に登りました。
予定より、30分ほど早く朝陽台につき、別ルートが登ってきた会の仲間と歓談、昼食。gigiのこれまでとこれからの清掃山行の意義を考えさせる素晴らしい集会挨拶を聞いて、ゴミを拾いながらの下山へ。途中、ホリーが足を痛めるハプニングがありましたが、仲間で荷物を分担し合いながら無事に下山しました。小雨が降り出したゴミの重量計測では、国見峠の広場で集めた瓶や鉄屑など合わせて、なんと5.4kg!
思い出深い、充実した山行となりました。ご一緒した皆さん、ありがとうございました。